AI MODEL GUIDE
無料のAIモデルを、
用途と実行環境から選ぶ。
公開された重みをローカルで動かしたい人のために、主要な9系列を整理しました。必要なGPUメモリ、版ごとの利用条件、公式の導入手順と困ったときの相談先まで確認できます。
「無料」は重みの入手についての案内です。モデルごとにライセンスが異なり、GPU・電力・ホスティングには費用がかかります。
TEXT & CODE
文章・コードのモデル
gpt-oss
gpt-ossはOpenAIが重みを公開した推論向けモデルの系列です。20bは個人の高性能PCから、120bは大容量GPUを備えたワークステーションやサーバーから検討します。モデルのダウンロード自体は無料ですが、GPU・電力・ホスティング費用は別です。
必要環境と使い方を見る →Llama
LlamaはMetaが公開するオープンウェイトモデル系列です。Llama 3.1には8B・70B・405Bがあり、モデルサイズに応じて個人PCから複数GPUサーバーまで必要な環境が大きく変わります。周辺ツールは豊富ですが、すべてを無条件の『オープンソース』と扱わないことが重要です。
必要環境と使い方を見る →Gemma
GemmaはGoogleが公開する軽量から中型までのオープンウェイトモデル系列です。Gemma 2の9B・27Bはよく参照されますが、選ぶときは現行リリースも確認してください。版によってアーキテクチャ、用途、利用条件が異なるため、『Gemma』という名前だけで必要メモリを決めないでください。
必要環境と使い方を見る →Phi
PhiはMicrosoftの小型言語モデル系列です。低めの計算資源で試せる版があり、PCや端末向けの実験に向きます。ただしPhi-4本体とPhi-4-miniはサイズも要件も異なり、スマートフォンでの動作を全系列に保証するものではありません。
必要環境と使い方を見る →Qwen
QwenはAlibaba系の公開モデル系列で、文章・コード・数学などに向けたサイズや派生版が多数あります。Qwen2.5は広く使われてきましたが、新規導入では現行版の公式モデルカードも比較しましょう。中国語・英語の評価だけで日本語の品質を決めず、用途に合う実データで試すことが大切です。
必要環境と使い方を見る →DeepSeek
DeepSeekは推論向けR1や汎用のV3などを公開するモデル系列です。フルサイズのR1/V3は大規模MoEで、家庭用GPU一枚の用途ではありません。ローカルで試すなら、R1の蒸留版など小型の公式モデルから選ぶと現実的です。蒸留版は基盤モデルのライセンスも確認してください。
必要環境と使い方を見る →Grok
xAIが公開したGrok-1は約314BパラメータのMoEモデルです。公開されているのは初期の基本モデルで、現在のGrokサービスそのものではありません。重みは入手できますが、配布ファイルが非常に大きく、家庭用PCで手軽に試せる系列とは言えません。
必要環境と使い方を見る →IMAGE GENERATION
画像生成のモデル
FLUX
FLUXはBlack Forest Labsの画像生成モデル系列です。FLUX.1-schnellは高速な公開モデル、FLUX.1-devは高品質な開発向けモデルとして知られます。ただし両者の許諾条件は大きく異なり、devを『無料で商用利用できるオープンソース』と説明するのは不正確です。
必要環境と使い方を見る →Stable Diffusion
Stable Diffusionは画像生成の代表的な公開モデル系列です。SD 1.5とSDXLは幅広い拡張・LoRA・ControlNetに対応する環境があり、SD3.5は新しいアーキテクチャの選択肢です。ただし世代ごとにライセンスと必要な周辺ファイルが違うため、同一条件の『無料モデル』としてまとめないようにします。
必要環境と使い方を見る →選ぶ前に確認したい3点
- 用途と版会話、コード、画像生成は別の用途です。シリーズ名だけでなくモデルIDと版を固定します。
- メモリと費用重みの容量は最低限の目安です。実行時にはキャッシュや周辺部品のメモリも必要です。
- ライセンス公開重みとオープンソース、無償の個人利用と商用利用は同義ではありません。対象版の公式条件を確認します。