01 / OVERVIEW
概要と選び方
LlamaはMetaが公開するオープンウェイトモデル系列です。Llama 3.1には8B・70B・405Bがあり、モデルサイズに応じて個人PCから複数GPUサーバーまで必要な環境が大きく変わります。周辺ツールは豊富ですが、すべてを無条件の『オープンソース』と扱わないことが重要です。
まず確認:8Bの量子化版から検証。70B以上は重みだけでなくKVキャッシュを含むメモリ計画が必要。
02 / VERSIONS & LICENSE
主な版と利用条件
| 版 | 規模 | 向いている用途 | ライセンス |
|---|---|---|---|
| Llama 3.1 8B | 8B | 個人PC・小規模アプリ | Llama Community License |
| Llama 3.1 70B | 70B | 高品質な文章・分析 | Llama Community License |
| Llama 3.1 405B | 405B | 複数GPUの研究・大規模運用 | Llama Community License |
Llama 3.1は独自のLlama Community License。利用・再配布・大規模サービスの条件と利用規定を個別に確認。 商用・再配布を始める前に対象版の公式条文を確認してください。
03 / LOCAL HARDWARE
ローカルで動かすための構成
GPUメモリ(VRAM)を最優先に見積もります。ここに示す重み容量と実際の推論時ピークメモリは異なります。
| モデル・形式 | メモリの目安 | 実際の構成で確認すること |
|---|---|---|
| 8B・BF16/4bit | 重み約16GB/約4GB | 4bitなら8GB級GPUから検討。実使用量はさらに増える。 |
| 70B・BF16/4bit | 重み約140GB/約35GB | 4bitでも48GB級GPUまたは分割配置が現実的。 |
| 405B・BF16/4bit | 重み約810GB/約203GB | 複数の大容量GPUを使うサーバー向け。 |
VRAM以外も確認
- ストレージにはモデルファイルに加え、ダウンロード中の一時ファイルと別形式の重みを置く余裕が必要です。公開元のファイル一覧で容量を確認してください。
- CPUやGPUからRAMへオフロードする場合は、移す重みとOS・アプリの使用量を足して見積もります。動作しても生成速度が大きく低下することがあります。
- Windows・Linux・macOSでは対応するGPUドライバーとランタイムが異なります。Apple Siliconの統合メモリはNVIDIAのVRAM値と単純に同一視できません。
- 重み容量はパラメータ数×ビット数による概算で、量子化のメタデータや実行時メモリは含みません。
- 長いコンテキストではKVキャッシュが急増します。GPU容量に余裕を確保し、遅くてもよければCPU/RAMへのオフロードを検討してください。
目安は2026年10月時点の公式資料または重み容量の概算です。保証された最低要件ではありません。量子化形式、コンテキスト長、画像解像度、ドライバー、同時実行数で変わります。
04 / GET STARTED
導入の手順
- 01
Metaまたは公式Hugging Faceのモデルカードで選んだ版の条件とアクセス手続きを確認する。
- 02
公式のTransformers手順、あるいは対応する正規の量子化版を使うローカルランタイムを選ぶ。
- 03
Instruct版をチャット用途に選び、モデル指定のチャットテンプレートを適用する。
- 04
日本語での品質、長文時のメモリ、禁止用途・再配布条件を本番前に確認する。
コマンドやファイル配置は版と実行ツールで変わります。下の公式リンクから該当する手順を選び、出所が確認できない重みやスクリプトは実行しないでください。
05 / FIT & LIMITS
得意なこと・注意点
向いていること
- 豊富なツール、量子化版、研究資料が見つかる。
- 8Bから405Bまで用途に応じたサイズを選べる。
注意したいこと
- Llama Community LicenseはApache/MITとは異なり、追加条件があります。
- 405Bを家庭用GPU一枚で快適に実行できるわけではありません。特定タスクでの品質も自分の評価セットで比較してください。
06 / TROUBLESHOOTING
困ったときはどこを見る?
07 / FAQ
よくある質問
8GBのGPUでLlamaを試せますか?
8Bの4bit量子化版なら検討できます。ただし重みの約4GBに加えて実行環境とコンテキスト用メモリが必要です。70Bは対象外と考えてください。
Llamaは完全なオープンソースですか?
重みは公開されていますがLlama 3.1には独自のCommunity Licenseがあります。Open Source Initiative承認ライセンスと同一視せず、対象版の条文を確認してください。
08 / OFFICIAL RESOURCES
公式資料・コミュニティ
ダウンロード、ライセンス、実装上の問題は、開発元のモデルカード・ドキュメント・Issueを優先して確認してください。
- Meta:Llama 3.1発表 8B・70B・405Bの公式説明
- Meta:Llamaダウンロード 公式のモデル入手口
- Llama 3.1 8B Instructモデルカード 使用例・モデル特性
- Llama Community License 許諾・再配布条件
- Meta公式コード 実装・Issue・コミュニティ