01 / OVERVIEW
概要と選び方
Stable Diffusionは画像生成の代表的な公開モデル系列です。SD 1.5とSDXLは幅広い拡張・LoRA・ControlNetに対応する環境があり、SD3.5は新しいアーキテクチャの選択肢です。ただし世代ごとにライセンスと必要な周辺ファイルが違うため、同一条件の『無料モデル』としてまとめないようにします。
まず確認:拡張機能重視ならSDXL、現行の新方式を試すならSD3.5。版別のモデルカードと許諾を確認。
02 / VERSIONS & LICENSE
主な版と利用条件
| 版 | 規模 | 向いている用途 | ライセンス |
|---|---|---|---|
| Stable Diffusion 1.5 | 旧世代・豊富な派生版 | 既存の軽量ワークフロー | 対象チェックポイントの規約 |
| SDXL 1.0 | Base + 必要に応じRefiner | 成熟した画像生成エコシステム | 対象チェックポイントの規約 |
| SD3.5 Medium / Large | 約2.5B / 約8B | 新しい構成での画像生成 | Stability Community License |
SD3.5はStability Community License。一定規模未満の利用は無償ですが、年間収益100万米ドル以上などは別契約が必要。1.5/SDXLは個別の規約を確認。 商用・再配布を始める前に対象版の公式条文を確認してください。
03 / LOCAL HARDWARE
ローカルで動かすための構成
GPUメモリ(VRAM)を最優先に見積もります。ここに示す重み容量と実際の推論時ピークメモリは異なります。
| モデル・形式 | メモリの目安 | 実際の構成で確認すること |
|---|---|---|
| SD 1.5 | 6〜8GB級GPUから検討 | 低解像度・最適化あり。拡張で増加。 |
| SDXL | 12GB級GPUから検討 | 1024px・ControlNet・高解像度化には追加余裕。 |
| SD3.5 Medium / Large | Mediumは12GB級、Largeは24GB級から検討 | 量子化・オフロード・テキストエンコーダーで変動。保証値ではない。 |
VRAM以外も確認
- ストレージにはモデルファイルに加え、ダウンロード中の一時ファイルと別形式の重みを置く余裕が必要です。公開元のファイル一覧で容量を確認してください。
- CPUやGPUからRAMへオフロードする場合は、移す重みとOS・アプリの使用量を足して見積もります。動作しても生成速度が大きく低下することがあります。
- Windows・Linux・macOSでは対応するGPUドライバーとランタイムが異なります。Apple Siliconの統合メモリはNVIDIAのVRAM値と単純に同一視できません。
- ここは実務上の初期検討目安で、公式に保証された最小VRAMではありません。モデルカードの精度、解像度、テキストエンコーダー、VAE、バッチ、追加ControlNetで必要量が変わります。
- CPU/Apple Siliconでも対応実装はありますが、速度と必要RAMは構成差が大きいため対象アプリの推奨値を確認してください。
目安は2026年10月時点の公式資料または重み容量の概算です。保証された最低要件ではありません。量子化形式、コンテキスト長、画像解像度、ドライバー、同時実行数で変わります。
04 / GET STARTED
導入の手順
- 01
Stability AI公式のモデルカードで世代・用途・ライセンスを選ぶ。
- 02
ComfyUI公式の該当世代チュートリアル、または公式モデルカードのDiffusers例に従ってファイルを配置する。
- 03
まず標準解像度・1枚・小バッチで動作させ、LoRA/ControlNetは一つずつ追加する。
- 04
配布する画像やサービスに使う前に、利用条件、第三者の肖像・商標・著作権と生成物の品質を確認する。
コマンドやファイル配置は版と実行ツールで変わります。下の公式リンクから該当する手順を選び、出所が確認できない重みやスクリプトは実行しないでください。
05 / FIT & LIMITS
得意なこと・注意点
向いていること
- SD 1.5/SDXLには豊富なワークフローと拡張例がある。
- SD3.5 Medium/Largeは用途と計算資源で選べる。
注意したいこと
- 各世代・コミュニティ派生モデルの利用条件は同一ではありません。
- モデルが画像を生成できても、画像内の文字、手、数、事実の表現が正しいとは限りません。
06 / TROUBLESHOOTING
困ったときはどこを見る?
07 / FAQ
よくある質問
SD3.5は商用でも必ず無料ですか?
いいえ。Stability Community Licenseには適用条件があり、年間収益100万米ドル以上などではEnterprise Licenseが必要です。モデルカードと最新の公式規約を確認してください。
SDXLのLoRAはSD3.5にもそのまま使えますか?
通常は使えません。世代・アーキテクチャごとに対応する追加モデルとワークフローを選ぶ必要があります。
08 / OFFICIAL RESOURCES
公式資料・コミュニティ
ダウンロード、ライセンス、実装上の問題は、開発元のモデルカード・ドキュメント・Issueを優先して確認してください。
- Stability AI:SD3.5発表 Medium/Largeの公式説明
- SD3.5 Medium公式モデルカード 仕様・導入・Community License
- SD3.5 Large公式モデルカード 大型版の仕様
- SDXL Base 1.0公式モデルカード SDXLの仕様と利用条件
- Stability AIライセンス 商用・再配布・規模別の条件
- ComfyUI公式チュートリアル 世代別ローカル導入とコミュニティ
- ComfyUI公式SD3.5ワークフロー テキストエンコーダーとファイル配置