共通ガイド 質問設計
生成AIで良い答えを引き出す質問の書き方
良い答えは高機能なモデルより先に、質問の形を整えるところから始まります。
Overview
生成AIで良い答えを引き出す質問の書き方
質問の形を整えると、回答に必要な情報が伝わりやすくなります。目的や条件が伝わらないときは、モデルを替える前に前提と出力形式を補ってみましょう。
最低限入れたい4点
- 目的: 何をしたいのかを一文で先に伝える
- 前提: いま分かっていること、使う対象、読者を添える
- 制約: 文字数、トーン、禁止事項、締切などを入れる
- 出力形式: 箇条書き、表、手順、下書きなど返し方を指定する
短い型にすると続けやすい
「目的」「前提」「制約」「出力形式」を短く並べると、依頼の条件を後から見直しやすくなります。まずは長いプロンプトを作るより、必要な情報がこの4点に入っているかを確認し、実際の返答を見て調整しましょう。
そのまま使える4行テンプレート
- 目的:[してほしいこと]
- 前提:[対象、読者、分かっていること]
- 制約:[避けること、条件、不明点の扱い]
- 出力:[形式、長さ、並べる順番]
短い質問を具体化する例
変更前:「Wi-Fiが遅い。直して」
変更後:「平日の20時ごろ、Windows PCとスマートフォンの両方でWi-Fiが遅くなります。追加購入は前提にせず、自宅で先に確認できる項目を3つ、確認手順と結果の見方つきで順番に説明してください。原因を断定できない場合は、判断に必要な質問を先に挙げてください。」
返答がずれたら、足りない点だけ追問する
- 説明が広すぎるとき:「初心者が今すぐ試せる手順に絞り、専門用語は短く説明してください。」
- 前提が混ざったとき:「私が伝えた事実、あなたが置いた仮定、まだ不明な点を分けてください。」
- 形式が合わないとき:「同じ内容を、確認項目/手順/結果の見方の3列で整理してください。」
参考: OpenAI「Prompting」 は目標・背景・出力・境界を含める考え方と、追問で整える方法を紹介しています。Anthropicの プロンプト作成ガイド も、明確な形式指定と例の活用を説明しています。
関連ガイド
長い会話で精度が落ちると感じるならコンテキスト管理、回答をそのまま使うのが不安なら出力確認のガイドも続けて読むと実務に乗せやすくなります。